アウトドア料理の幅が広がるおすすめダッチオーブン10選

ダッチオーブンとは?


焼く、炒める、煮る、蒸す、揚げるなど様々な調理法に対応する万能鍋。これ一つでアウトドア料理をバリエーション豊富に楽しむことができます。

蓋の上に炭を置いて上下から加熱してオーブンのように活用したり、水を加えてスープを作ることもできます。季節問わず使用でき、寒い時期でも温まる料理を作ることができます。

ダッチオーブンの素材


ダッチオーブンには、「鋳鉄」、「ステンレス」、「黒皮鉄板」の3種類があります。ここでは、それぞれの素材の違いや特徴をご紹介していきます。

鋳鉄

スタンダードで王道なのが鋳鉄製のダッチオーブン。使い続けると油が馴染んで焦げにくくなる抜群の使いやすさが特徴です。

また、熱がムラなく伝わりやすい蓄熱性にも優れています。ただし、水分や塩分がサビを促進するため使用後は、メンテナンスが必須です。

ステンレス

ステンレスのダッチオーブンは、サビが発生しにくいのが特徴。家庭で使っている鍋と同じような感覚で使用でき、メンテナンス不要で手入れが簡単なのが魅力。

軽量で持ち運びやすく使い勝手のいい素材です。メンテナンスの手間などが面倒な方におすすめ。

黒皮鉄板

黒皮鉄板は、ステンレスと同じくサビにくい素材でできています。また、ヒートショックに強く壊れにくいので扱いやすいのも特徴です。メンテナンスも簡単なので初心者の方におすすめ。

ダッチオーブンの選び方

ダッチオーブンの使う環境を考える

ダッチオーブンは、ソロ向けやファミリー向けまで豊富な種類を揃えています。

また、キャンプ用と家庭用で構造が異なるため、自分の使う環境や目的に合わせて、どんな大きさがいいかイメージして買うのがおすすめです。

家庭で使用する場合、IHなどでも使用しやすい底が平らで脚がないタイプがおすすめ。

キャンプなどのアウトドアで使用する場合は、炭の上に直火で置けるよう脚がついているものや、鍋の上に炭をのせやすい蓋に枠がついているタイプのものがおすすめです。

おすすめのダッチオーブン10選

それでは、ここからはアウトドアに最適なおすすめのダッチオーブン10選をご紹介していきたいと思います。

おすすめのダッチオーブン①【ロッジ】キャンプオーブン 深型 L12DCO3 12インチ

キャンプに最適な脚付きのダッチオーブン。長年使い込んだもののように加工されているため、使い始めてすぐに使いやすさを実感することができます。

重厚な鉄製でできているので、ゆっくりと熱が全体に伝わっていく構造になっています。そのため豊富なバリエーションのキャンプ料理を楽しむことができます。

おすすめのダッチオーブン②【ロッジ】キャンプオーブン L8CO3 8インチ

コンロはもちろん、炭や薪の下に入れての調理をすることができるキャンプ用の脚付きダッチオーブン。

小ぶりなサイズなので焼きリンゴなどのデザートや、スープに最適なサイズです。

おすすめのダッチオーブン③【ロッジ】キッチンオーヴン ループハンドル10 1/4インチ ダッチオーブン

IH対応で家庭用として使うことができるキッチンオーブン。両手で持ち運び簡単なハンドル付きなので、楽にオーブンを移動させることができます。

コンロだけでなく直火可能や食器洗浄機にも対応している使い勝手の良さも魅力です。

おすすめのダッチオーブン④【ソト】ステンレスダッチオーブン(12インチ) ST-912

サビや衝撃に強い耐衝撃性に優れたステンレス製のダッチオーブン。さらに、蓄熱性にも優れており、キャンプなどのアウトドアだけでなく家庭でも使うことができるオールマイティなアイテム。

家庭の鍋と同じように手入れが簡単なのも魅力です。

おすすめのダッチオーブン⑤【ソト】ステンレスダッチオーブン(10インチハーフ) ST-910HF

蓄熱性抜群の浅型タイプのダッチオーブン。保温性が高いので料理が冷める心配もなく、楽しむことができます。

また、蓋をフライパンとして活用することができる優れた万能性も魅力。浅型タイプなので、魚料理やピザなど高さのない食材においしく熱を加えることができます。

おすすめのダッチオーブン⑥【キャプテンスタッグ】ココット ダッチオーブン 鋳鉄製

均一に熱を加える鋳鉄製のダッチオーブン。シーズニング不要で手間いらずなのが魅力。また、ハンドル付きなので調理してそのまま食卓に出すことが可能です。

オーブンにも対応しているので幅広い料理を楽しむことができます。

おすすめのダッチオーブン⑦【スノーピーク】和鉄ダッチオーブン26 CS-520

薄くて丈夫な鋳物素材を使ったスノーピークのダッチオーブンは強靭かつ軽いのが特徴。

ヒートショックや衝撃にも強いため、取り扱いが楽なのも魅力です。キャンプはもちろん、家庭でもダッチオーブン料理を楽しむことができます。

おすすめのダッチオーブン⑧【チャムス】カラーダッチオーブン10インチ

レトロ調の可愛らしいポップなカラーが特徴的なチャムスからは、熱伝導に優れたホーロー製のダッチオーブン。

容量が大きいので、魚や肉もまるごと調理することができ、本格的なダッチオーブン料理を楽しむことができます。IH対応なのでキャンプだけでなく家庭でも兼用することができます。

おすすめのダッチオーブン⑨【コールマン】ダッチオーブン10インチ

すぐに調理が始められるシーズニング不要の手軽なダッチオーブン。脚なしタイプなので家庭用として活用することができます。

家族で初めてダッチオーブンを試すのにぴったりな10インチサイズです。

おすすめのダッチオーブン⑩【ロゴス】SLダッチオーブン

アウトドアはもちろん、IHやガスコンロ対応なので家庭用としても兼用できるダッチオーブン。専用のキャリーバッグが付いているので、周りの物を汚さず楽に持ち運ぶことができます。

別売りの商品と組み合わせて使うことで、囲炉裏スタイルなどキャンプスタイルに合わせて楽しむことができます。

ダッチオーブンの調理法レシピ


ここからは、万能なダッチオーブンでできるおすすめレシピをご紹介していきたいと思います。

焼きリンゴ

材料
リンゴ…1個
バター…小さじ1/2
グラニュー糖…大さじ1/2
シナモン…適量

作り方
①リンゴの芯をくり抜いて、バターで蓋をしグラニュー糖とシナモンをふりかける。
②ダッチオーブンで40分、上下からじっくり火を通せば完成。

ローストチキン

材料
骨つきもも肉…3本
にんにく…3片
玉ねぎ…3個
にんじん…1本
じゃがいも…3個
ローズマリー…適量
塩胡椒…適量
オリーブオイル…大さじ2

作り方
①もも肉にフォークで細かく両面に穴を開け、塩胡椒をすり込む。
②にんにく、ローズマリー、オリーブオイルと一緒にビニールに肉を入れて味を染み込ませる。
③ダッチオーブンに野菜を敷き詰め、にんにく、ローズマリーと一緒に肉を乗せて20分火を通して完成。

牛肉のビール煮

材料
牛モモ肉…600g
玉ねぎ…3個
塩胡椒…適量
小麦粉…適量
サラダ油…大さじ2
ビール…350cc
黒砂糖…大さじ2と1/2
ローリエ…2枚
タイム…3本
バルサミコ酢…大さじ2
水…大さじ2
バター…大さじ2と少々
砂糖…適量
パセリ…少々

作り方
ダッチオーブンに牛肉、野菜、調味料を入れて、ビールをひたひたに入れて焚き火の上に吊るしたら待つだけ!

じゃがいものベーコン炒め

材料
じゃがいも…4個
ベーコン…60g
バター…大さじ1
にんにく…1片
砂糖…小さじ2
塩胡椒…少々
醤油小さじ2

作り方
①予熱したダッチオーブンに、じゃがいもを水気につけたまま入れて蓋をし、弱火で10分加熱。
②バターとにんにくを入れて弱火で加熱し、香りが出てきたら中火にしてじゃがいもとベーコンを入れて炒める。
③ベーコンに火が通ったら、砂糖、胡椒、醤油の順に加えて、表面に照りが出るように炒め合わせたら完成。

トマトのまるごとスチーム

材料
トマト…3個
プチトマト…10個
スライスレモン…3枚
塩胡椒…適量
オリーブオイル…大さじ1

作り方
①トマトに浅く十字の切り込みを入れる。
②ダッチオーブンにトマトとプチトマトを入れ、レモンをのせ、塩胡椒、オリーブオイルを回しかけて蓋をする。
③中火で加熱し、シューっと音がしてきたら弱火にして8分ほど加熱して完成。

おつまみスモーク

材料
おつまみにしたい具材(ソーセージやタコ足、うずら卵など)…ボイルして好きなだけ
チーズ…好きなだけ
ウッドチップ…好きなだけ

作り方
①ダッチオーブンにアルミホイルを敷き、ウッドチップを入れて強火にかける。
②チップから煙が出てきたら網の上に食材を並べる。
③蓋と本体の間に割り箸などを挟んで蓋をする。
④弱火にして5〜10分加熱して完成。

お気に入りのダッチオーブンで豊富な料理を楽しもう

いかがでしたか?素材が異なるだけでも手入れや火の入り方が変わってくるのです。キャンプで使いたいか、家庭で使いたいか目的に合わせて選ぶようにしましょう。

兼用できるものも増えてきているので、ぜひ、キャンプと家庭両方でダッチオーブン料理を楽しんでみてください。

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