最近、よくキャンピングカーの事故のニュースを見ます。
中には日常点検をしていれば防げる事故もありますので、今回は日常点検の行い方をご紹介しますので参考にしてみてください。
日常点検チェック項目
車を安全に長持ちさせて使うのに、いくつかの点検を定期的に行うことが大切。
車を使う回数にもよりますが、極力ガソリンを入れる時、時間があればやっておきたい項目をあげます。
- その1:ホイールナットのチェック
- その2:タイヤの空気圧・点検
- その3:オイル・クーラント類のチェック
- その4:スペアタイヤのチェック
- その5:ジャッキのチェック
- その6:外部電源のチェック
今回は「その1」ホイールナットのチェックについて少しクローズアップしていきましょう。
その1:ホイールナットのチェック

タイヤ交換などで自分自身でホイールを車体から脱着することがあります。
ここで気をつけたいのが「ホイールナットの締め付け」。
締め付けが緩いとナットやタイヤが外れる危険があり、強すぎてもボルトが破断してしまうことがあります。
事前に正しい知識を得て作業を行いましょう。
今回はホイールナットの締め付けについてご説明します。
◆用語
ナット:ボルトのねじ棒にねじ込んで物を締めつけるのに使う部品。
ボルト:金属の丸棒にねじが切ってあり、そこへホイールの穴をはめ、最後にナットで締め付けます。
トルク:軸などの棒状の物体をねじる方向の力。
使用する道具
- 十字レンチ:「クロスレンチ」とも呼ばれ、作業がスムーズに行えると人気のアイテムです。
- トルクレンチ:「トルクレンチ」とはボルト・ナット等をねじ規定のトルク値で締め付けるための測定工具です。
◆タイヤの締め付けトルク
ホイールナットの締め付けトルクなんですが、一般的には
- 軽自動車 70~90N・m(7~9kgf・m)
- 普通自動車 90~110N・m(9~11kgf・m)
といわれています。車種ごとに若干異なるようなので、車の取扱説明書で確認するとかしましょう。
◆安全で便利なトルクレンチを使おう!
トルクレンチを使うと、セットしたトルク以上にはナットを締め付けることができなくなります。
そのため、ナットやボルトへの過度な負荷や破断を回避することができるのです。
各ホイールナットを均等なトルクで締めるのも重要なのです。