また、常設のベッドがあるのでわざわざシートを倒してクッションを敷くという作業がなくてもそのまま就寝できるのはキャブコンの種類以上のサイズ感でないと実現させるのは難しく、高級志向なデザインのものは非常に多いです。
ただ、最近ではライトキャブコンというリーズナブルでコンパクトなキャブコンの種類も登場したので価格を落としたい場合は選択ができるようになりました。
キャブコンのデメリット
キャブコンにもデメリットがありますので覚えておきましょう。
- 走行がやや不安定。
- 坂道に弱い。
- メンテナンスが大変。
- 車体が大きいので走行できる場所、駐車できる場所が限られる。
背が高く重心が上に行きがちなキャブコン。走行中の揺れや風の煽りを受けやすく、走行中の安定感は少し乏しいです。気になる人は気になるかもしれません。スピードの出しすぎには十分注意して下さい。
また、車体が大きいので清掃は大変だし、トラックの頭部を残して架装させたことによる大掛かりな改造により、コーキングチェック、各種架装家具の汚れや破損等のメンテナンスが必要になります。
そして車体の大きさはスーパーの立体駐車場や路地裏走行、田舎道のトンネルくぐる場合などは車体上部が当たってしまう場合があります。キャブコンを普段使いと兼用にされる場合は十分に注意して下さい。
▼キャブコンの種類とおすすめのキャブコンはこちら!
1,000万円以上なら「バスコン」
1,000万円以上の予算であればバスコンやセミフルコンという選択肢も出てきます。
マイクロバスを改造して作られたキャンピングカーで、とても大きく乗車人数は10人のものもあります。
ただ、就寝定員は5〜6名のタイプが多いので広い、高級なキャブコンくらいのイメージで良いかと思います。
▼セミフルコンについての説明は別記事にて!
バスコンのメリット
バスコンのメリットとしては次のような項目があげられます。
- 意外と走行性能は良い。
- 広いので装備が充実。
バスコンのベース車であるマイクロバスはもともと大人数を乗せて走ることを想定されたエンジンを積んであるので、実は安定した走行ができます。
また、車内のスペースが十分にあるのでトイレやエアコンやソーラーパネルなどたくさんの装備を付けるのには最適。安定感も変わらないので、装備をたくさん設置するのであればバスコンが最適だと言えるでしょう。
バスコンのデメリット
バスコンにはデメリットもあります。
- 大きいので維持は大変。
- 窓が多いので断熱性能が乏しい。
- 普通免許での運転はできない。
バスコンはそのサイズの大きさから駐車場は選びますし、維持費もかかってきます。
また、窓が多いので断熱性能の乏しさもあります。ただし最近ではその断熱性能が見直されて、窓を埋めて断熱を高めたバスコンも多く出てきています。
重量のある車両になるので普通免許では運転できません。ただし、免許をとった時期によっては普通免許でも運転できるバスコンもあります。
▼バスコンの種類とおすすめのバンコンはこちら!
あなたのキャンピングカーの使い道は?
キャンピングカーの種類を決定し、購入をするのは決して予算だけではなく用途によって変わると思います。
例えば、「快適なのはキャブコンだろうから絶対にキャブコンにしよう!」と最初から決めてしまい、他の種類のキャンピングカーを全く見ずに購入してしまうのは勿体無い!
用途別に少し例をあげてみようかと思います。
観光が中心な場合
観光が中心で移動の方が多いプランを立てがちな方なら「バンコン」をおすすめします。
なぜなら観光メインなら移動がほとんどになり、居住スペースは宿泊時のみの使用になる可能性が大きいからです。
走行性能の良いとされるバスコンならば長期の旅になればなるほど疲れ方の違いが出てきます。
車内の施設はキャブコンに比べると乏しいかもしれませんが、宿泊施設がRVパークなら温泉やレストランもあったりするので基本外で完結してしまいますので、車中泊が快適にできれば良いと思います。
アウトドアが中心な場合
アウトドアが中心になる場合であれば「キャブコン」をおすすめします。
なぜなら荷物がたくさん積み込めるし、長期滞在には最適だからです。
ベースキャンプ方式で1箇所に止まり、一日中キャンプを楽しんだり、周辺の自然で山登りやサップやカヌーなどのアウトドアを楽しむのであれば、車内で過ごす時間が長かったり、帰ってきてアウトドアな調理をする機会も多いかと思います。
もちろんバスコンであればより快適。おすすめします。
普段も使用する場合
スーパーに買い物に行ったり、子供の送り迎えがある等の普段も使用する場合は「バンコン」「軽キャン」をおすすめします。
なぜなら高さ2.5m以内の大きさの車両にしておきたいからです。
というのも、スーパー等の商業施設にある立体駐車場はどこも高さ2.5m以内と制限があります。つまりキャブコンやバスコン等のサイズの大きな車両は入れないんですね。
まとめ
以上で価格別に見たキャンピングカーの種類の紹介を終わります。
予算でキャンピングカーの選択肢も広がりますし、用途で予算をはるかに下回るキャンピングカーになる事もあるかと思います。
是非この記事を参考にして、キャンピングカーの購入に役立てて頂けたら嬉しく思います。
また、キャンピングカーウェブでは様々な車両の基本スペックや内装、雑学を紹介しておりますので気になる車両がありましたら調べてみて下さい。
campingcar webではレンタルキャンピングカーのマップを作っています!
是非マップからキャンピングカーをレンタルしましょう!