リア側面の断熱処理
リアクォータパネルは先ほど天井の断熱処理で外しましたよね?
なのでこのまま断熱材を仕込んでいきます。
実はハイエースの壁断熱に関しては、車体の鉄板(壁)とパネルとの隙間が広いので、厚目の断熱材を入れることが出来る。
なので今回は
- 発泡ポリエチレンシート
- 厚さ30mmのポリエステル不織布(加工が非常にしやすい)
をメインに入れていきたいと思います。
まずは発泡ポリエチレンシートを窓以外の全面に貼り付けました。
車両左側は配線だけ逃しましたが、
車両右側は
- リアヒーター(白いパーツ。スーパーGLのみ付いている。)
- スピーカー(黒い丸いパーツ)
- ダクト部分(白いパーツ)
- ピンの穴(小さい穴。純正パネルの固定に必要。)
とカットする部分が結構あります。
キャンピングカーを作るビルダーさんなら断熱材は基本的にボンドで貼り付けます。
しかし、基本的に私は元に戻す事も考えていたので断熱材の接着にボンドは使わず、両面テープとガムテープで貼り付けました。
この四角い穴は、外との空気孔みたいな役割がある穴なのです。
なので、完全に塞いでしまうと、車内の空気巡回が悪くなったり、ドアやハッチを閉めた時に閉まりづらくなってしますのでカットしておきましょう!
因みに、四角い穴の場所はリアクォータパネルに空いている網の箇所が1番良いため、この場所が1番良いと思います。
続いて、更に断熱力の高い「厚さ30mmのポリエステル不織布」を使用。(画像に写っている白い布)
クリップや両面テープを使用して、壁に固定しつつ、
先程のリアヒーターやスピーカーの部分をしっかりくり抜きました。(写真はくりぬく前です。)
因みに、窓ガラスは完全に覆っちゃいます。
窓ガラスは特に冷気が入りやすいので、窓ガラスの部分だけ「キルト生地」を追加!(クリップで吊るしているだけです。)
ポリエステル不織布もキルト生地も、両面テープで仮止めする程度で大丈夫。
最終的にはリアクォータパネルやリアのピラー等のパネルを戻す事で断熱材は固定されます。
これで壁断熱は終わりにもして良いのですが。。。。
念には念を。
私はパネルの内側にも「発泡ポリエチレンシート」と「エマージェンシーシート」を付けました。
外した天井、パネル、カーベットを元通りにしたら完成です。
窓の断熱処理
車の中で、一番薄い場所は窓なので外気温の影響を一番受けやすく、もっとも気を配る箇所。
用意した材料は2つ。
- 厚目のキルティング布
- 銀マット
スライドドアの窓とリアの窓には厚目のキルティング布と銀マットを貼り付けて、完全冷気をシャットアウト。(扉部分は窓のみの断熱になります。)
フロントの3枚は、取り外しができないといけないので、型をとりました。
厚目のキルティンングと平綿でシェードを自作!
これで防寒対策はバッチリなはず!
断熱処理をしてみた結果
この断熱処理で実際にスキー場の駐車場で車中泊。
周囲には雪が積もっており、極寒の中での車中泊でした。
ところがこの断熱処理のおかげで車両全体から伝わる冷気はほぼ無くなり、朝まで快適に過ごすことができました。
特に以前は窓から降りてくる冷気が酷かったのですが、こちらも完全に断熱。
大成功です!
まとめ
以上で寒さ対策の断熱処理でした。
しかし、これは冬の寒さが凌げただけではなく、夏の猛暑も少しは車内温度の上昇の対策にもなります。
夏場の車両内の温度は極端に上がりやすいので、むしろ夏場の方が本領を発揮するかもしれません。
ちょっと手間ではありますが、ほとんどコストをかけず、当別な工具も必要無いので誰でもできる。
是非試していただければと思います。
campingcar webではレンタルキャンピングカーのマップを作っています!
是非マップからキャンピングカーをレンタルしましょう!