車中泊に軽バンライフをおすすめする4つの理由

「軽バンライフ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?近年、アウトドア好きのみならず、旅が好きな人や、シンプルに暮らしたい人の間で聞かれるようになった言葉です。

今回は、軽バンライフとはどんなものかや、車中泊に軽バンライフがおすすめな理由などをまとめてみました。

 

軽バンライフとは


「軽バンライフ」とは、「バンライフ」を「軽バン」という種類の車を使って行うことをいいます。

そもそもバンライフ(Van Life)とは、生活に必要なものだけを車に積み込んで、放浪しながら車中泊をし、生活をすること。バンライフとは、一攫千金、ラグジュアリーなライフスタイルを夢みる「アメリカンドリーム」へのカウンターカルチャーとしてアメリカで生まれた文化です。

シンプルでミニマル、自由な暮らしへの憧れは、今やアメリカを中心にヨーロッパやアジアへも広がっています。そして日本でも、SNSや動画配信サイトで自由気ままな生活を発信し、人気を集めるインフルエンサーが増えており、若者たちの憧れを集めています。

 

軽バンって?


軽バンとは、エンジンの配置と駆動方式に特徴があります。エンジンを運転席の下部に置く「キャブオーバー型」や、リアシートの下に置く「ミッドシップ型」としている車種が多いほか、後輪を駆動させる「フロントエンジン・リアドライブ(FR)」や「ミッドシップエンジン・リアドライブ(MR)」、4輪すべてを駆動させる「4WD」という駆動方式を採用してます。後輪に踏ん張らせることで、多くの荷物を後部の荷室に積みながらもスムーズに走ることができるのです。

ビジュアルに関しては、軽自動車とほとんど変わらないものもあります。あくまで違いは、エンジンの配置と駆動方式にあります。

かつて軽バンは、税制面での優遇もあり、多くの自動車メーカーが生産し、人気を集めていました。しかし、1989年に消費税が導入されることで、状況は一変。割安感が薄まってしまい、人気も下降気味になってしまいました。

そんな背景もあり、今では、製造されている車種が減少傾向に。

有名どころだと「スズキ・エブリイ」「ダイハツ・ハイゼットカーゴ」「ホンダ・アクティバン」や、加えてスズキやダイハツからのOEM供給車両として、「トヨタ・ピクシスバン」「三菱・タウンボックス」「スバル・サンバーバン」「マツダ・スクラム」「日産・NVクリッパー」という名称のものがあります。

 

軽バンライフにおすすめの3つの車種

次に、日本で製造された人気の軽バン「スズキ・エブリイ」「ダイハツ・ハイゼットカーゴ」「ホンダ・アクティバン」について、一つひとつみていきましょう。

軽バンライフにおすすめの車種(1)スズキ・エブリイ

軽バンライフにおすすめの車種の1つ目は、スズキ・エブリイ。1964年から1982年まで製造されていたスズキ・キャリイバンという車種の後継モデルで、キャリイバン時代から55年以上も愛され続けている車種です。

何度かモデルチェンジを続け、最新モデルでは、衝突被害軽減ブレーキなどの安全装備が特徴となっています。

またスズキ・エブリイは、日本国内のみならず、海外でも愛されています。台湾やインド、韓国で、別の名前をつけて生産・販売されています。

スズキ・エブリイの新車価格は、およそ90万円から190万円。中古車であれば、1万円台から330万円程度が相場だといえそうです。

軽バンライフにおすすめの車種(2)ダイハツ・ハイゼットカーゴ

軽バンライフにおすすめの車種の2つ目は、ダイハツ・ハイゼットカーゴ。スズキ・エブリイと同じく、長く愛されてきた車種です。

ダイハツ・ハイゼットカーゴの初代モデルは、1961年に発表されました。最新モデルでは、乗り心地が向上しているほか、衝突安全ボディが採用されていることにも注目を。

ダイハツ・ハイゼットカーゴの新車価格は、およそ90万円から150万円。中古車であれば、8万円から270万円程度が相場だといわれています。

軽バンライフにおすすめの車種(3)ホンダ・アクティバン

軽バンライフにおすすめの車種の3つ目は、ホンダ・アクティバン。初代モデルが登場したのは、1979年。スズキ・エブリイ、ダイハツ・ハイゼットカーゴよりは短いものの、こちらも20年の歴史があります。

ホンダ・アクティバンは2018年に終了モデルですが、中古車であれば150万円程度までが相場だとされています。

 

車中泊に軽バンライフをおすすめする理由

ここまで、軽バンについてご紹介してきました。次に、軽バンライフが車中泊におすすめな理由を挙げていきます。