いつかは乗ってみたい、憧れのキャンピングカー。「バスコン」の特徴を徹底解説!

キャンプをしたり、国内外を家族や友人とゆったり旅をしたりするとき、候補に挙がるのが「キャンピングカー」での旅。大人数で車の中で寝食を行いながら旅をする生活には、誰しも一度は憧れたことがあるのではないでしょうか?

 

といっても、広い国土や地域をキャンピングカーで旅する文化が根づいているアメリカやヨーロッパとは対照的に、日本ではまだまだキャンピングカーに乗ったことがある方は少数派のはず。いざキャンピングカーで旅してみよう、キャンピングカーのレンタルショップに行ってみようとしても、何をどう選んでいいのかわからないというのが正直なところではないでしょうか。

 

キャンピングカーを選ぶ前に知識として知っておきたいのが、「バンコン」「キャブコン」「バスコン」という3つの言葉。それぞれ、キャンピングカーの種類の名前です。

 

ここでは、キャンピングカーをレンタルしたり購入したりする前に押さえておきたい、「バスコン」の特徴をご紹介します。

 

バスコンってどんなもの?その特徴とは

前述したとおり、キャンピングカーには、バンコン、キャブコン、バスコンの3種類があります。バンコンは、「キャブオーバータイプ(エンジンの上に運転席があるタイプ)」の小型トラックを改装して居室をつけ、キャンピングカー仕様にした国産のキャンピングカーのこと。キャブコンは、「キャブオーバータイプ」の小型トラックを改装して居室をつけ、キャンピングカー仕様にした、国産のキャンピングカーのことを指します。

 

一方の「バスコン」とは、幼稚園バスや小旅行の貸し切りバスとして使われるマイクロバスをベースにしたキャンピングカーのこと。「バスコン」という名称は、「バスコンバージョン」を略したものです。

 

バスコンのなかにも、厳密に分けると「フルコン」と「バスコン」の2種類があります。「フルコン」は、オリジナルの車体のもの。バスコンは、バスの外側はそのままに、内装だけを改造したもののことです。多くの場合、この2つを総称して「バスコン」と呼びます。

 

ベース車両はマイクロバスなので、大型免許が必要だと思うかもしれません。ですが、2007年6月1日以前に免許を取得していれば、以下の条件で運転ができます。

 

・車両総重量8トン未満
・乗車定員10名以下

 

2007年6月2日以降に普通免許を取得している方は、一度確認を。

 

バスコンのメリットは、次の3つ。

・ゆったり空間
・快適な乗り心地
・高性能

 
まず、ゆったりとした広い空間を満喫できること。国産車のキャンピングカーとしては最大級の大きさで、長さは6メートルを超えます。

 

運転に慣れるまで時間がかかるというデメリットはありますが、広い分、車内のスペースはゆったり空間。ベッドルーム、大型冷蔵庫、大容量サブバッテリーなど、装備もさまざまにアレンジすることができます。

 

次に、快適な乗り心地です。バンコンやキャブコンは、商用車(貨物車)をベースにしていることがほとんど。荷物を運ぶためにつくられた車なので、乗り心地には改善の余地があります。

 

一方、バスコンは、マイクロバスがベース。バスは人を乗せて走るのが仕事ですから、乗り心地はバンコンやキャブコンに比べると断然快適です。