キャンピングカーには色々な種類があるのって知っていますか?
- バスコン
- キャブコン
- バンコン
- 軽キャンパー
- キャンピングトレーラー
- フルコン・セミフルコン
大きくこのように分類されています。
今回はキャンピングカーの種類のご紹介。
その中でも馴染みの少ない「フルコン・セミフルコン」について話していこうと思います!
キャンピングカーの種類!『フルコン・セミフルコンとは??』
フルコン
キャンピングカーの中でも高級車の部類に入るフルコンバージョン。
フル・コンバージョンの略なので、フル(全部)コンバージョン(改造)したキャンピングカーなのでフルコンということであります。
専用のシャシー(車体におけるエンジン、可動部、下部フレーム)に全てを架装するということです。
つまり、その上に乗る全ての架装部分をビルダーさんが製作するということです。
しかし、日本ではまだキャンピングカーの市場も狭いこともあり、この「シャシー」をつくる自動車メーカーがなく、フルコンは輸入のみになります。
また、フルコンは一般的にかなり大型なキャンピングカーになるため、日本での走行には向いていない。
しかし最近では海外でも比較的コンパクトなフルコンが生産されているので、それが日本に輸入されています。
セミフルコン
セミとは半分、半ば、やや、などの意味を表しますので、セミフルコンはマイクロバスなどのキャブ部分(頭部)のみを残し、身体部分カットして、シャシーだけにした土台にシェル架装したキャンピングカーとなります。
国内ではシャシーが生産されることはありませんので、マイクロバスを使用する方法が考案されたのです。
つまりは、日本独自の発想であり、国内産ではセミフルコンは1番大きいサイズとなります。
フルコンとセミフルコンを比較してみよう!
「結局のところセミフルコンとフルコンって何が違うの?」
言葉だけじゃイメージが付かないって感じるかもしれません。
それでは、実際にちょっと比較してみましょう!
フルコンの特徴
キャンピングカーの中でも最高グレードなのもあって室内の高級感が半端じゃないものが多い。
どのようなフルコンのキャンピングカーがあるか見てみましょう!
アドリア社の「Sonic Supreme」
外装はこんな感じで確かに大きいけど、シンプル。
一般的なフルコンのほとんどは、全長6メートルを超えます。
この「Sonic Supreme」は7.5m〜8.8mもあります!!
ダイニング
運転席・助手席が180度回転するので、セカンドシートを対面式のダイニングになっちゃいます!
ベッドルーム
さすが、内装がやっぱりすごいんですよね。
贅沢にセパレートのベッドが常設されています。
なんというか、もうお家を超えて、高級ホテルじゃないですか??
めちゃめちゃ良いですね。このキャンピングカーで過ごしてみたいって思います。
セミフルコンの特徴
セミフルコンの場合は、何もない状況(シャシー)からつくる訳ではないので、必ずベース車というものが存在します。
今回はRVビックフット社のACSオアシス5.9を例として見てみましょう。
ベース車はトヨタのコースターという車種となります。
いかがですか?
この写真を見ると
- 頭部(運転席部分)
- 可動部分(タイヤ)
あとの土台部分はシェル架装になっていることがお分り頂けるでしょう?
そして運転の心地云々はベース車によります。
今回はマイクロバスなので、実はエンジンの馬力に関しては10人以上を乗せる事を前提としているので、実は大きくても問題なく坂を登れるようになっていたりと工夫がされています。
内装の面積的にはフルコンには劣りますが、ベッドは広いし、トイレ・シャワースペースが装備されていたり、十分に広い。
そして高級感がありますね。
さすがは国産No.1。セミコンでございます。
おすすめフルコン!
アドリア:モーターホーム ソニック(MOTOR HOME SONIC)
モーターホーム ソニックの基本情報
全長 | 8800mm |
車幅 | 2320mm |
車高 | 2980mm |
室内高 | 2040mm |
車両重量 | 3900㎏ |
排気量 | 不明 |
乗車定員 | 5名 |
就寝定員 | 4名 |
ベース車 | フィアット デュカト |
車両本体価格 | ¥16,780,000より |
全長がなんと9m弱もあるとても大きなフルコンになります。
日本で唯一運転できるフルコンだと思われます。