1月31日(金)から行われるジャパンキャンピングカーショーでナッツRV社の新型車が発表になります。
その名もクレソンジャーニー。
立ち位置的には現行のクレソンボヤージュの後継車となりますが、その製法などがまるっきり変更になりました。
今回はどこよりも早く、クレソンジャーニーをご紹介したいと思います!
パネル工法がクレソンに革命をもたらす
クレソンボヤージュのシェルと言えばFRPの一体成型ボディでした。
簡単に説明すると、型を作ってFRPの素材を埋めていくような形になります。
現在、日本のキャンピングカー(キャブコン)のほとんどがこの製法で作られています。
それが今回パネル工法という事で、
両側面、背面だけでなく天井と床にも断熱材の入ったパネルを組み込むことに成功しました。
クレソンボヤージュの方が丸みがある感じがしますね。
これがパネル工法の作り方になります。
側面、背面とパネルをそれぞれ作り、それをこのように組み立てていきます。
メリットとしてはその圧倒的な断熱性と軽量化。
パネルの中に入っている断熱材の厚みも30mmから35mmに変更になりました。
ナッツRVさんがクレソンボヤージュ、クレア、ボーダーバンクスの3台で断熱性のテストをした所、
圧倒的にボーダーバンクスの断熱性が高かったそうです。
その理由が、
天井と床材の断熱材の有無でした。
つまりボーダーバンクスには天井パネルにも断熱材パネルが使われていました。
今回、クレソンジャーニーにも天井と床にも断熱パネルが使われています。
パネルの内部はどうなっている!?
このパネル、外壁のFRP、断熱材、内壁のFRP、壁紙という順番になっており、
要はFRPで断熱材をサンドしたような工法になっています。
当然板状のパネルを組み込んでいるために外観もより四角くなりました。
これを可能にしたのが後述のナッツRV社が導入した最新設備になります。
これがヨーロッパスタンダードの設備だ
ナッツRV社では長年断熱に関する研究を重ね、2019年1月に製造方法に革命をもたらす設備を導入しました。
そのひとつがこのホットプレスマシーン。
パネルを圧着するのに、全て機械で自動調節してくれるんだそうです。
圧着の温度、時間、力、様々な要素を全て数値化しています。
2年がかりで研究して導入したこの設備。
設備投資ができるのも、ナッツRVさんの規模があるからこそです。